装いのこころ

　　似合う、似合わない、それすら、解らない人がいらっしゃる。
　　どうして、これが似合わないの！
　　生地を顔の下にあてて見て、あ、ぁ、これ似合わない、私の言葉に・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時々、そんな、言葉が・・・

　　肌色が黒い人は、この色は、それを増幅させる、－なんて言えないし

　　似合う色、それは、その人を引き立てるー晴れさせること
　　本当に似合うとその人を、パーッと輝かせるのです。
　　似合わないと、その人」を、殺してしまう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本当に惜しい事です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　全体のシルエット、衿元,衿あき具合・・・・
　　その人の顔の輪郭、首の長さ、肩幅、肩の高さ（撫肩、怒り型）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それらが、総合して、決まる。


　　しかし、面白い事に、それらマニュアル通りにいか無い人も多々あり
　　これが又、デザイナーにとってのうま味であり、腕の見せ所というか・・・


　　意欲とアイデアが、かぎりなく、湧かせてくれる・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その人に感謝です。  

　

　　病で？体型がくるったお客様（以前は大変スタイルがよかった）
　　もう、洋服も欲しくなくなったが、一枚ぐらいと、その気分に
　　なられ、久しぶりにオーダして下さった。

　　欠点をカバーしたデザイン、仮縫いと、満足したものが創りあがった。
　　できたものの、創っただけの楽しみで、着たくない、着ても同じと
　　思われていたらしい。

　　そのお客様、後日、それは、それは感激して、大喜びして下さった
　　当然です、全身全霊かけて洋服つくりしたのだから・・と、私

　　というのも、全く欠陥が判らない服になっていて、
　　自分が気にしていた
　　欠点が、全然見えないし、デザインも、素敵、
　　あなたは、素晴らしい
　　技術者とほめちぎられて・・・（少々照れます）

　　体に支障ある人の洋服を創ってあげるべきです。
　　きっと、喜ばれます。

　　洋服着る事の楽しみになる様にして下さい。
　　これは、人助けですと懇願され・・・

　　長年オーダをし、喜んでいただき、それが為，永年、　　続けた仕事！
　　今回、これ程、情熱的に喜んで頂き・・・

　　「ああ、これも、社会貢献になるのかなあ」と思ったり・・・してます。
　  

　　
　
　何事も、一朝にしては、ならない！

　　装いに対して、非常に気を使う、又は反対に
　　全く無関心、無頓着な人も・・・・

　　大袈裟に言えば、歴史は語るで、その結果は歴然と
　　それは、美容にも言えること・・・

　　前者は、ファッショナブルな装い、いわいる、カッコイイ!!
　　後者は、野暮、ダサイ！

　　何事でも、自覚と、人々の賞賛の視線や言葉で、
　　ますます、磨かれるもの・・後者は、全く無視？

　　人、それぞれ考えの相異があるが・・・
　　素敵な女に観える方が、いいではないですか・

　　おしゃれも、常日頃の選別、自覚，勇気が、
　　結果を作るものです。

　　思い立ったら吉日で、今からでも、遅くありません。

　　おしゃれな、装いかたに迷ってる方
　　アドバイスする事が出来たらいいと思います。


　　　　お盆休み・・・・8月10日～8月18日