装いのこころ

　お店の下に、写真の現像店があった。

　そこのご主人は、飼い犬と一緒に
　　　お風呂に入る程の犬好き。

　私は、時々写真の現像依頼に行っていた。

　　ある日、店に入った途端 ・・・

　　その犬　「 ニ ー 」　と　私に笑いかけた。

　犬が笑うなんて ・・・ 気持ち悪る ー

　　「 あんた！　笑わない方が ・・・ いいよ！」

　　「 笑うと “ ケッタイ ” な顔になるよ 」 ・・・ と 私。

　店主 （ 飼い主 ） は、怒り出し、

　　「 誰にも、笑った事がない彼が、笑ったんだから
　　　　　あなたは最高に、幸せ者なんだ！」　と
　
　　「 笑ったのは、僕 と あなただけなんだから！」　と

　　　それは、それは … 憤慨 ？ された！

　でも 「 へえー？」　としか言いようがないし ・・・
　　　（ 福の神からの伝達 ・・・ とでも言いたいの？）

　　　これって、　どう　受け止めたらいいですか？



　  

　
　以前の自分の感覚に恥じ入りました。

　　　障害者を可哀想と思う　ー

　この対等でない考えに気付いていませんでした。

　パラリンピック大会の競技を観戦し
　　感動し、涙し、心の奥から楽しませて、頂きました。

　腕が、足が、眼が、耳が、
　　生きるために、当然有るべきものが

　　　　欠ける。

　このショック以上の事にストップする事なく
　　一歩も、二歩も自分を感知し、

　　　さらなる挑戦 ・・・

　苦しみを乗り越えての　・・・　また、その上と
　　その、強靭な精神 ！

　「 なせば、なる！ 何事も 」 の格言は、
　　彼等から生まれたと思わせる ・・・

　最近は、彼等に後押し援助するシステムも
　　出来ているようだが、周囲の賛同しない、
　　　否定的な意見もあったであろうに ・・・

　強い意志と努力の積み重ねの前進！

　五輪の開催が危ぶれる中、不安定な状態で
　　練習を続けられたであろうに ・・・

　パラリンピックの放映は、
　　心が、頭が、高鳴り、美しい歓喜に替り
　　　精神の浄化になりました。

　選手の皆様、本当に有難うございました。  

　　　　　　　コロナ禍がひどくなり　　誰しも、もう少し、辛抱したら　・・・　と

　　　　　　　　　　　　　　　我慢してるのではないか　・・・
　
　　　　　　　　　　この、甘い期待外れの心身の痛みは　・・・　ひどい

　　　　　　　　商売している身にとっても　・・・　来客を待つなんて　・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もう ２ 年も　・・・　

　　　　　　　この、みんなの心の空洞を何とか癒されないものかと　・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　思いつくすべもないが　・・・　

　　　　　　　　　　こんな、詩 ？ を詠う幼い心になってみました。