2021年10月06日
犬 アラカルト その二 ( 盲導犬 「 麻耶君 」 )
早朝に福大病院に行く。
待ち時間が長く、早く出掛け順番を待つ。
椅子に座れない人も多い。
私の前に盲導犬が ・・・
口をアップアップして座ってる。
その様子を見た私 ー
洗面所で手の掌に水をその盲導犬に ・・・
水は、ほとんど無くなっていたが
掌をなめてくれた。
「 誰か!、水をやっている人がいるでしょう、
止めてください。」
私の無知で、馬鹿な行為を ー 叱られた。
しかし、その縁で彼女の隣に座ることに ・・・
( そこには、ご主人が座ってた )
盲導犬の名前は 「 麻 耶 」
いろいろ、話がはずみ ・・・
ご夫婦共、眼が不自由 ・・・
小郡から 西鉄電車で天神まで
それから西鉄バスで福大病院と ・・・
電車内の空席を見つけた麻耶君が、
ご夫婦を誘導するが、席に着いたと思いきや
他の乗客が座る。
私、「 憤 慨 」する。
私が天神駅まで車で迎えに行く事に ・・・
麻耶君は天神に着いたら、さっさと車の方に
「 麻耶君!お仕事忘れたら駄目じゃないの! 」
叱ると ー すぐさま、主人を誘導する。
しかし、基本的に悲しいぐらい従順に
ご主人を誘導する。
こんな任務の犬がいるのか ・・・
頭がさがる。
病院行きも終わり、時々店に来られたり ・・・
ある日、奥様から相談を受ける。
「 麻耶君は、高齢で仕事が出来なくなります
それで、引き取ってもらえませんか? 」
「 麻耶君は、あなたが大好きだし・・・
安心して、離れられる。」
でも、こればかりは、引き受けられない!
それじゃあ送別会をしましょう ・・・ と
小郡の家まで食料品、大量の肉を持参。
台所では、眼がみえる私の
恥ずかしいほどの ” ドジぶり ”
肉は 「 麻耶君にと… 」 思っていたが
ご夫婦が、喜んで 競って食べられた。
「 麻耶君 」 は、おとなしく ・・・
少しか食べなかった。
その後、別府のお子さんのいるお家に
引き取られたとの事。
きっと! 今、幸せに過ごしている。
Posted by ブティック ハシモト at 12:52│Comments(0)
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